作品集

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大工館Ⅱ

2019.03.31

大工館 Ⅱ

だいくかん

香川県高松市 2019.03
敷地面積
662. 63㎡(200. 45坪)
建築面積
284. 38㎡(86. 03坪)
延床面積
274. 18㎡(82. 94坪)
構造規模
木造軸組工法
地上2階建
施工
谷口建設興業
構造設計
稲山正弘
設備設計
柿沼整三
撮影
吉田誠
掲載誌
新建築’19年10月

「大工館」のこと

小さな建築は地元工務店の社屋。本社屋建て替え時、「大工館」と名付けながらの設計担当から早15 年。高松進出にあたり、ショールームなどを兼ねた事務所建築を再び担当。「大工館」の名称はそのままに、木造軸組の合理的美しさを表現しようと設計開始。設計当初からまちの行燈よろしく、建築は柔らかな光を提供しながら場所の存在をまちに認知してもらおうと考えていた。また、大工仕事本来を継承したい想いも重なりながら、事務所機能はもとよりいずれ地域の人たちが集まるプログラムづくりを経て地域に使いこなされる施設でありたい。

■2019 香川県建築士会表彰作品(優秀賞)
■2019 タニタハウジングウェア屋根のある建築作品コンテスト(優秀賞)
■2020 JIA優秀建築選100作品(入選)
■2020 JIA環境建築選(入選)

伊達のはなれ

2019.03.19

伊達のはなれ

だてのはなれ

福島県伊達市 金子さんのすまい
既存延床面積
65.11㎡(19.69坪)
改修後延床面積
68.02㎡(20.57坪)
既存竣工年
1929年(築90年)
改修竣工年
2019.03
構造規模
木造軸組構法
地上2階建
施工
安藤組

住み継ぐための工事段取り

築90年の離れ改修工事。母屋とのつながりを残しながら次世代に住み継ぐ為の屋台骨健康診断から作業開始。ジャッキアップしながら基礎土台廻りを全面差し替えを施しながら、補充木材は全て天竜葉枯らし天然乾燥桧・杉で耐久性を担保した。

瀬戸画廊

2019.03.19

瀬戸画廊

せとがろう
愛知県瀬戸市 柏井さんのすまい

敷地面積
272.30 ㎡(82.37坪)
建築面積
66.17 ㎡(20.01 坪)
延床面積
110.64 ㎡(33.46 坪)
竣工年
2019.03
構造規模
木造在来軸組構法
地上2階建
施工
ほるくす

瀬戸 陶芸家窯元の住まいづくり

VE対策に多くの時間を費やしようやく着工。南ア山越えを経て運んでもらった天竜杉での定番屋台骨組。天然乾燥ならではの精油を充分含んだ美材を刻んでもらう。小屋組には見せる挟み梁を連続させた。役目を終えた焼成補助器のエンゴロとともにこの家もまちの風物詩となる。

梨風縁

2019.03.16

梨風縁

りんぷうえん

東京都世田谷区 深代さんのすまい

敷地面積
77. 27㎡(23. 386坪)
建築面積
42. 16㎡(12. 752坪)
延床面積
76. 53㎡(23. 15坪)
竣工年
2019.03
構造規模
木造軸組構法
地上2階建
施工
内田産業
撮影
吉田 誠

パッシブデザインの家づくり

陽と風。この自然からの恵みを最大活用した家づくりが基本です。その間取りは、家中風の通り道になる容積的間取りの工夫も要です。容積の間取り方は、まず大きな一室空間を陽と風向きに合わせます。諸室は陽と風を軸にし開閉を自由に設えます。同時に、将来の可変間取りを許容しながらの軸組も前提にしたいものです。 家は使い続けることで町も育まれます。このまち、この場所、この家で、「世代循環」しながら暮らし続けられる家づくりを目指します。パッシブデザインは、長持ち家づくりの必須事項です。