瀬野和広＋設計アトリエ|自然と社会が、共に持続的環境形成が育まれる建築とまちづくりをするために。

まちまどり

まちを間取るということ。

「小さい」ではなく「小さな」家が、また一つ街を間取りました。まちだから様々な人柄が家柄となり、地域柄を創りだします。コミュニティ形成の原点はひとつひとつの家にあります。家はヒトをさすので、住まいづくりにあってはコミュニティの迷惑にならぬ神経で臨まなくてはいけません。まちを間取ることは、そんな出来事全てをエネルギーに変える装置づくりなのでしょう。住まい方あっての住まいづくりの真価が、このまちに溶け込むことを願うばかりです。

吉田邸

温熱環境をパッシブにリフォーム

年老いた母親の日常生活や、ともに暮らす家族の動線に配慮した全面リフォームです。2階部分をロフト化、生活スペースは1階に集約しながら、近隣にも優しいたたづまいにしました。リビング壁面に設置した長い畳敷きルーズベンチは、多目的に使いこなします。広いデッキテラス、ロフトのハイサイド窓や吹抜けは、家全体の温熱づくりのパッシブ装置として機能します。