作品集

桐床の家

きりゆかのいえ

川崎市多摩区 中俣さんのすまい
敷地面積
110.00㎡(33.27坪)
建築面積
64.59㎡(19.53坪)
延床面積
120.06㎡(36.31坪)
竣工年
2003.12
構造規模
在来木造軸組構法
地上2階建
施工
光正工務店
撮影
石井雅義

つまり居室数中心の間取りから開放した家づくり。様々な暮らしの知恵が育まれます。

わんぱく盛りの男の子3人が家を縦横無尽に駆け回る。そんな子供達も、友達が遊びに来るたび少しだけ躊躇するときがある。「ネェ~、サトシ君の部屋どこ?」と言われた瞬間だ。一応コーナーはあるけど、家全体が家族銘々自分の部屋として認識しているから、説得力が乏しい。既存の間取りから開放された家づくりの価値観は、中々物理的説得力が難しい。しかしこのつぶやきが後に活きる。